豪雪地帯として知られる北谷町で、江戸時代から続くという祭りを見てきました。場所は谷地区の伊良神社。
長く途絶えていたのが、郷土を盛り上げようと、地区民や出身者が集って約30年ぶりに復活させて10年。普段は20人に満たない小さな集落が、この日はにぎやかでした。
行列の出発が寺で、到着が神社ですが、神仏習合とは関係なさそう。白山山系に位置し、白山神社が多い中で、伊良神社とは・・・? 地元の人に聞いたら、平家の落人伝説が絡むとか。ついでに「青年団が中心に祭りを復活させたのですか」と尋ねると「青年なんておりゃせん。年寄りばっかりじゃがな」
過疎が進む限界集落でも、ふるさとを愛する人たちが伝えようとする祭りを見て、心が温かくなりました。
スローシャッターで
獅子舞を奉納
初めまして。
このお祭のことは最近、別の福井県の方のブログで知りました。
限界集落でのお祭り、素晴らしいものが残っているのですね。いつまでも残って欲しいものです。
Junさん、初めまして。コメントを頂きありがとうございます。
当ブログは鳥中心ですが、時々、風景写真やイベントなどを掲載しています。これは数年前から気になっていた祭りで、今回、初めて出掛け、楽しく過ごせました。文章もいつもより力が入り、長めになりました(^^♪
雪が多いため、昔は冬に出稼ぎする人が多く、その人たちが中京方面の各地から持ち帰ってアレンジしたという話もあります。五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄など、さまざまな祈りが集約されている・・・と感じました。
趣味で祭りの写真を撮ってます。6月にも高知県の平家の落人の村(現在住人1名)で行われた ”虫供養”に行ってきました(撮影ツアーで)元住民が帰ってきて300年余り続く伝統の虫供養の太鼓踊りを踊ってから、竹笹を持って村を一巡し虫を集め山を下り、川辺で再度太鼓踊りを踊り竹笹を流しました。伝統を守ってる方々に感謝してシャッター切りました。今年は写真サークルの会報担当になりましたので、インターネットで色々検索していてこの祭りを知りました。今年は行けませんが、来年は必ず行ってシャッター切りたいです。限界村に年一度でも人が集まって元気な村にするのは素晴しいことだと思います。
野本様、初めまして。コメントありがとうございます。昨夜は会合があってHPを見る時間がなく、失礼しました。
「伝統を守ってる方々に感謝してシャッター切りました」という言葉に、とても感銘を受けました。高齢化に伴い、近年は私をはじめとするアマチュアカメラマンが多くなり、良い写真さえ撮れれば・・・という場面に遭遇することがあります。被写体に感謝する気持ちで撮影に臨めば、世の中、丸く収まるでしょうね。